というわけで、過去使ってきた時計の紹介も終え、いきなり本編のスタートである。
ブログ始めてから2か月ほど経過しているが、ここから書く出来事はSARX035を手に入れてから2週間ほど後のこと、2019年11月ごろのお話だ。
古時計に興味を持ち、ゼロから始めたオールドセイコのー発目。
勢いに任せ、何も考えず最初に手に入れたロードマーベルがこちら。
ブログ始めてから2か月ほど経過しているが、ここから書く出来事はSARX035を手に入れてから2週間ほど後のこと、2019年11月ごろのお話だ。
古時計に興味を持ち、ゼロから始めたオールドセイコのー発目。
勢いに任せ、何も考えず最初に手に入れたロードマーベルがこちら。

1発目の1枚目がケツとか・・・まぁターゲット選定時の前回記事が「はまぐり」推しだったので。
つーか、GSファースト手に入らんなら、コレもういきなりゴールでいいじゃんというという話なんだが、アンティークは魑魅魍魎が巣食う世界。知識もないおさーんが1発目で手に入れたブツがゴールとかなるわけない。
無理でもやはりGSファーストがゴールでありたいおさーんは、「いつかはGSファーストをわが手に!」と野望に向けた第一歩なのだ。
さて、こちらセイコーロードマーベルの初期型、ケースは14KGFである。Sマークは無いので最初期ではなく初期型だ。「はまぐり」がどれに相当するかは所説あるだろうが、おさーんは最初期は外して、初期型のみを「はまぐり」と勝手に呼称している。

さすが日本最初の高級時計だけあって、通常モデルでも14GKFは80ミクロンの金「張り」である。さらに高級なケースとしてはK18があるのだそうな。
当時はまだ金メッキはあっても被膜が弱かったか、ロードマーベル含めこの時代の時計に用いられる金ケースは基本金張り。だが、これまでのモノは20ミクロンか40ミクロン厚。ロードマーベルは厚みも倍。
他の時計の裏蓋はSSなものが大半だが、中には「ALL GOLDFIELD」と書かれた裏蓋まで金張りのものある。
他の時計の裏蓋はSSなものが大半だが、中には「ALL GOLDFIELD」と書かれた裏蓋まで金張りのものある。
ロードマーベルは、発売から2年後、GSファーストが発売されたことで、しばらく後に高級機から準高級機へ格下げされたとのことだ。ロードマーベルという名前を持つシリーズはかなりの長寿命を誇るのだが、高級機としての時代は実はそれほど長くない。
この辺りの事情や、ロードマーベルの各種モデルについては、いずれ詳しく取り上げたいと思うが、おおまかに最初期・初期・中期・後期・ハイビートに分けられるとおさーんは考えている。
この辺りの事情や、ロードマーベルの各種モデルについては、いずれ詳しく取り上げたいと思うが、おおまかに最初期・初期・中期・後期・ハイビートに分けられるとおさーんは考えている。
この個体のその中で言うと初期で、製造年度は1959年。驚くことに60年以上前の時計なのだ。
文字盤がアレなのは残念至極だが、リダンされててこれはあるまい。オリジナルを60年保ちつつこれなら御の字である。
なお、実物を見てとても驚いたが、この時計は今基準からすればかなり小さい。
写真は拡大・大写しなので劣化が目立つが、実物を初めて見たとき、老眼なおさーんには、汚れもまともに見えてなかった。
「あれ?意外とキレイじゃんコレ」と。このままでいきましょうと。
「あれ?意外とキレイじゃんコレ」と。このままでいきましょうと。
なんでもキレイであればいいわけではない。汚くてもオリジナルなんだ(と言ってみる)→でもホントいうほど汚くないんだってば。
とはいいつつ、実のところ、もっとキレイなモノも欲しいのは事実。そう、同じものでもよりキレイにとその奥は深い。そして財布に与えるキズも深い。罪深き茨のアンティーク道であることよ。
とはいいつつ、実のところ、もっとキレイなモノも欲しいのは事実。そう、同じものでもよりキレイにとその奥は深い。そして財布に与えるキズも深い。罪深き茨のアンティーク道であることよ。
この時計を初めて手にした時の感覚は、今でも忘れられない。
感動の度合いはSARX035より高く、手に取るとそれはまるで小さな宝石のようだった。
感動の度合いはSARX035より高く、手に取るとそれはまるで小さな宝石のようだった。
いつも拡大写真しか見ていないため、実物の小ささに驚くと共に、文字版の繊細さに畏怖すら覚える。
よくもまぁこんな細工ができるもんだ。素晴らしい以外の言葉もない。
写真では絶対伝わらない感覚がここにある。
竜頭を巻くと、カチカチ動き出すのにさらにびっくり。そりゃ不動品じゃないから動くだろうが、だって60年も前のこんなちっこいのがカチカチ動くわけですよ驚きですよ。
竜頭はひっかかりもなく、とても滑らかに回る。中身の程度も悪くないようだ。
あーちなみに、旧い手巻で完全非防水なので取り扱いは要注意。夏はまぁダメですわね汗かくし。
というわけで、この記事を読んだ方々は、写真だけではなく、是非一度実物を手に取り眺めてほしい。ロードマーベルの初期型は本当に美しく素晴らしい。
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セイコー ロードマーベル(はまぐり初号機)
製造年月:1959年10月
モデルナンバー:LM-2
製造年月:1959年10月
モデルナンバー:LM-2
キャリバーナンバー:なし(手巻)
ケースナンバー:J14039
ケースナンバー:J14039
ペットネーム:なし
石数:23石
振動数:18,000回/時(5振動)
石数:23石
振動数:18,000回/時(5振動)
ケース:14KGF(80MICRON)
文字盤:SD
コメント
コメント一覧 (2)
おさーん
が
しました
コメありがとうございます。ロードマーベルの「はまぐり」がホント好きなんですよ。で、鋼の精神が全く無いのでえらいことになるんですが(笑)。
まさパパさん、お集め若しくはお好きなメーカーとか機種とかおありなんですか?
今後更新は2Wに一度になります。すぐネタが尽きちゃうので。そんなのでもよろしければ、今後もよろしくお願いします。
おさーん
が
しました