今回はセイコーチャンピオンである。以前記載したセイコーシーホースと同様、おさーんのストリームからははずれた腕時計。さて、これがなぜおさーんの手元にあるのか。

実のところ簡単に言うと、間違えて買ってしまったの巻。
以前紹介したシーホースを手に入れて以来、来るべき時に備えドナーを手に入れておかねばと思ったおさーん。日夜ジャンクなどを中心にスポーツマンを探していた。
ところが、どこでどう勘違いしたか、スポーツマンはチャンピオンに脳内変換を起こした。
とある日、なかなかキレイなチャンピオンを見つける。「これじゃい!」とばかりチャンピオンを手に入れるおさーん。チャンピオンは無事手元に届き「おーこれキレイじゃんか!」とか呟いた直後に「あれ?」とおさーん気づく。バカス。
とある日、なかなかキレイなチャンピオンを見つける。「これじゃい!」とばかりチャンピオンを手に入れるおさーん。チャンピオンは無事手元に届き「おーこれキレイじゃんか!」とか呟いた直後に「あれ?」とおさーん気づく。バカス。
しかもこれ、よくよく見れば普通の使用に耐えるキレイな稼働品である。ドナーなんぞにはもったいない個体だ。

スポーツマンとチャンピオン。どちらも17石が主力となる時計だが、当時は普及品の位置づけ。名前からして、ビジネスマンというより学生向けの位置づけだったと考えるのが自然か。
スポーツマンが諏訪でチャンピオンが亀戸の製品だ。
このころはまだ、第二精工舎と諏訪精工舎は強力体制というより完全なグループ会社競合に近い状況が伺える。なにせ名前がスポーツマンとチャンピオン。まるで子供の喧嘩のようだ。
というわけでチャンピオンについてだが、スポーツマン同様ほとんど情報はなかった。あっても亀戸製手巻きの普及機くらいしか見つけられないのである。まぁそんなところもスポーツマンとそっくりだ。

ムーブメントはこんな感じ。普及機なので、これまで見てきたムーブメントに比べると磨き加工など一切なし。普及機らしく直線を多用し、加工のしやすさを前面に押し出した造りで、さっぱりとした印象。
時計上部に三角の受けがあるが、ここにある3つの石のうち、ダイヤフィクス(保油機構)使ってるのひとつだけやん。古いマーベルならまぁわかるが、この時代でも普及機だとこんなもんか。耐震装置(ダイヤショック)がキッチリついているのはありがたい。S-2耐震だ。
この時計、その製造年月から生産開始直後に作られたものらしい。当時、まだ亀戸製のムーブメントには素性を示すキャリバーナンバーがない。この時計は1960年10月製造だが、翌年の1961年に発売されたキングセイコーですら、キャリバーナンバーがないのだ。
この時計の唯一ともいえる情報源はトンボ本で、こちらにはそれぞれのモデルが写真付きで詳しく紹介されている。それによれば、ムーブメントはクロノスをベースとしたもののようだ。クロノスのムーブメントはテンプの受けが片持ちではなくブリッジとなっており、それが大きな特徴。確かにチャンピオンも上下両側でガッチリと地板に固定されるブリッジ構造。クロノスの流れるような造形とは異なるが、ベースがクロノスであることは見て取れる。
間違えて買っちゃったけど、悪くないのでしばらくは使ってみようかと思う。
間違えて買っちゃったけど、悪くないのでしばらくは使ってみようかと思う。
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セイコー チャンピオン
製造年月:1960年10月
モデルナンバー:不明
製造年月:1960年10月
モデルナンバー:不明
キャリバーナンバー:なし(手巻)
ケースナンバー:J14082
ケースナンバー:J14082
ペットネーム:CH
石数:17石
振動数:18,000回/時
石数:17石
振動数:18,000回/時
ケース:SS
文字盤:不明
コメント
コメント一覧 (8)
間違って買ってしまわれたとは…^^;
でも、チャンピョンなら気軽に普段使いできて逆にいいかもですね。これは中の機械も状態よさそうですし。で、使ってみて気に入った結果、更に状態のいいものやらドナーやらを手に入れていき、遂には全盛期のイチロー並みに守備範囲を広げていくパターンでしょうか…^^;
おさーん
が
しました
いつもありがとうございます。
いやー困ったもんです全く(;'∀')
まぁいいんですけどね、1万円切ってましたし。でも買っちゃうと私は手放せない性分でして。こうして増えて言っちゃうんでしょうかねぇ・・・。
毎日更新ホント頭下がります。応援しております。
おさーん
が
しました
自分もヴィンテージはキングセイコーやロードマーベルから始めたので最近はランクを下げてセイコー5DX(諏訪61系)を普段使いしてます(笑)
普及機なので仕事で気兼ねなく使えますが1967年と5DXとしては古いので曜日の早送り機能無し、英字のみで日本語への切り替え機能無し、普及機故に手巻き機能無しと無い無い尽くしですがだからこそ高級機の高級機たる所以もまた再確認できて良かったと思います^ - ^
チャンピオンもガシガシ使い倒してやって下さい(笑)
おさーん
が
しました
コメありがとうございます。
ですかー、普段使いはセイコー5なんですね。確かに気兼ねなく使えますね。(^^
冬場はまだしも、これから暖かくなってくると、ロードマーベルは気も使いますもんね。
チャンピオン、ちょっと使ってみようかと思っています。腕に着けてみたら、シンプルさとオールドっぽさがなかなか良かったです。
ところで、先日コメいただいたロードマーベルですが、お持ちの個体の側と針の組み合わせはどんな感じでしょう。私も過去見たことあるのですが、これまで見たものは、SS側に金針・金インデックスのみなのです。
教えていただけると幸いです。<(_ _)>
おさーん
が
しました
間違ってしまったのですねぇ。。。(笑)
まぁ、想定外の寄り道はよくあることです^^
でも理由はどうであれ、状態がいいですよね。
私も同じ状況でしたら、おさーんさん同様に間違えそうです(笑)。
さて、スポーツマンにチャンピオン、、、ネーミングもこれ時代感出ていますよね。オリエントではオリンピア、シチズンではエース。きっと1964年の東京オリンピックの開催が決定したのが1959年ですから、そこらへんからスポーツに因んだペットネームというが流行りだったのでしょうね。
今年の2020?2021?東京オリンピックに因んでの、、、国産機のスポーツ系ペットネーム製品は、、、どうやらなさそうですね^^
チャンピオンはクロノスの弟分ですが、充分な機械という印象がありますよね。アルピニストやフライングフィッシュなど、バリエーション豊富なラインナップに加え、オリエントにもOEMとして出しています。ある意味頼もしい子ですよね。うん、素晴らしい^^
おさーん
が
しました
先日コメントしたロードマーベルはSS側で針とインデックスもシルバーの白白です。
つい先日、ヤフオクにて白金が出品されてましたのでプリントロゴAD仕様は意外と存在するかもしれません。
やはり文字盤は放射線サンレイ仕上げでした。
おさーん
が
しました
いつもありがとうございます。<(_ _)>
そうなんですよ、間違えました(笑)
ところで、オリンピックに因んでのスポーツ系ペットネームの着想、なるほどぉ。さすがっす。
おさーん
が
しました
ご返答ありがとうございます。<(_ _)>
白白ですか。なるほど。
私も数個目にしているので、確かに存在はしてそうですよね。
貴重な情報ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
おさーん
が
しました