ほーそうなのか。そうではないかとも思っていたが、やはりか。とあるサイトを見ていてふとつぶやくおさーん。

そのページはハンガリー語で書かれているページなのだが、日本国内のどこよりも、というか、恐らく世界中のどのサイトよりキングセイコーについて詳細が記してあるページであった。それもキングセイコー以前のマーベルからもうびっしり。全部目を通すだけでも大変な量だ。

この当時のKSやGSは国内専用モデルで、海外には出荷されていない。こうした日本国内専用モデルは、海外の好事家から「JDM」(Japan Domestic Models)と呼ばれている。
だが、近年オークションが活性化し、日本の業者によるeBayへの出品やヤフオクでの代理入札などで、JDMのビンテージセイコーが数多く国外へ持ち出されている。こうした流出によって、それまで日本国内だけで流通していた製品が海外にも出回り、海外のサイトでもかなり詳しい情報が得られるようになった。
国産オールドは、一部のモデルを除けば、日本国内ですら、ごくわずかなコレクター以外には全く見向きもされていない。このため、日本においてはこうした情報は忘れ去られ、捨ておかれてしまった。現在はトンボ本など、わずかな資料でそうした事実がわかるのみである。
忘れ去られた事実が海外から得られるのはうれしいことだが、逆になんとも複雑ではある。

さて、話を元に戻すと、そのハンガリー語で書かれたページに記載された気になる内容とは、キングセイコー1stの文字盤色について書かれた記載だった。
キングセイコーファーストは、14KGFとSSケースの2種類。文字盤はSDとADがある。
文字盤色については、現在の状況証拠から、シルバー、ゴールド、シャンパンゴールドがあり、SSはシルバーのみで14KGFはゴールドとシャンパンゴールドの2色が確認できる。だが、14KGFの文字盤のうち、ゴールドに見えるのはもしかすると変色で、経年劣化で焼けてしまったのではないかとも思っていた。
ところが、そのサイトには、文字盤色はシルバー1色しか存在せず、しかもこのシルバーは経年劣化でゴールドに発色しやすいため、多くの個体がゴールドに変わってしまっていると記載されている。また、セイコーでもこの問題を認識していたらしく、これまで多くの個体で補修用の文字盤に変えられてきたとの記載があった。
なにそれ、シルバーがあんなキレイなゴールドに色変わりするってこと?。
そういえば、程度の悪い個体でめちゃめちゃゴールド文字盤なんてのは結構な頻度で見かける。あれは劣化が進み過ぎてるってこと?
うーむ。これが本当ならゆゆしき事態。おさーんの持ってる14KGF、まぁ見事な金ピカである。もしかすると焼けかなぁとは思ってはいたものの、、これは単なる劣化だというわけだ。

だがしかし、だからといってどうすんだという話ではある。

既にキングセイコー・ファーストは製造開始から60年ほど経過している。どうやったっていくらかの経年劣化は免れないのは当り前。どちらかといえば、高温多湿な日本で新品のような状態で残っていること自体があり得ないことであろう。また、もし奇跡的に劣化を免れたとしても、それはとんでもない値段で取引される個体となるだろう。
正しい事実は知っておく必要はあるが、アンティークは枯れた状態もまた味と割り切って、おのれの価値観の中で楽しむのが健全であり平和である。
おさーんは自分に言い聞かせ、くだらぬ考えから暴挙を犯さぬようにと、おのれを戒めるのであった。

※該当サイトはGoogle翻訳で十分理解できるほどうまく翻訳してくれるので、是非ご覧になることをお勧め