まだまだ続く怒涛のマーベル。さて、今度のマーベルは変わり文字盤である。
マーベルは時計自体が当時の世界水準に達したこともさることながら、その文字盤の豊富さがトピック。ひとつくらいは変わり文字盤を所持したいと思うのである。なおマーベルに関しては、今のところ動くとか動かないとかあまり気にしていないおさーん。

例によって、今回もジャンクを手に入れた。それがこれである。

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ちょっぴり薄ら汚れているが、あまり見たことが無いタイプの文字盤。17石搭載のマーベルだ。
む、文字盤に耐震装置の表記が無いぞ。これはまた弐号機と同様アレなパターンか。

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あ、やっぱり耐震ついてないやん。たまに動いたりすることはあるが、これもあかんやつかな。
ただ、結構動くからねコレ。天真折れてたら多分動かんでしょ普通。あと、中身もあまり汚くはない。
まだ見込みはありそうな感じ。

補油装置もひとつだ。17石の標準仕様でしょうかね。

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いつか分解整備できるように知識を蓄え、コイツも綺麗にしてあげたいもんだ。

だが耐震無しは取扱いに際し、より一層留意が必要かと思う。たまたまおさーんが見たものがそうだった可能性もあるが、これまでいくつか見てみたなかで、ジャンクとか動作しないと書かれている個体は、耐震なしのものが多かった。おさーんの持っているマーベルも、完全に不動でどうしようもなさげなのは耐震無しの弐号機だ。まだ多少救いがありそうなこいつに対しては、衝撃厳禁という戒めを行うくらいでちょうどよいかと思っている。

というわけでこれも掃除してあげるまでしばらく寝ててもらおう。
こうして、冬眠ばかりが増えていくマーベルだった。

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セイコー マーベル
製造年月:1957年6月
モデルナンバー:なし
キャリバーナンバー:なし(手巻)
ケースナンバー:J13016
ペットネーム:なし
石数:17石
振動数:18,000回/時
ケース:SS
文字盤:不明