メンテに出す前に、一度自分でコロニアルの外れた針を修復してみよう。

うぅ、買った値段はそれほどでもだけど、こいつは普通に買ったら高価なんだが大丈夫なのか。
やってみるかと思ったものの、おててぷるぷる震えるおさーんなのだった。

全面ガラスはずしてというか、ヒンジ付きなので、コジアケであけてと。
ピンセットで針をつかんで慎重に慎重に。剣押さえ持ってないから、文字盤に傷付けないように・・・。

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こんなこともあろうかと、やわらかめの真鍮製ピンセットは用意してあったおさーん。
指先ぷるぷる震えるけどまぁなんとか針を戻してはめ込む。

角度調整してと。はいできた!。

一応くりくり針回して短針と干渉しないかどうか確認。OK!では、蓋閉めてと。再びくりくり時間合わせ。

あぁ、分針と時針が干渉するわこれ。あかん、たぶん分針がガラスに接触して針の高さが変わっちゃうんだ。なので再度やり直し。

おさーん何度も挑むが、どうしてもケースのどこかに接触し、長針と短針が重なると2つの針は干渉する。時針の角度があかんのかこれ。
仕方ない、剣抜きと剣押さえ用意して時分針外してやり直すか。

必要な工具を発注し、工具が届くのを待って再度トライ。時分針を両方外して、ひとつづつ角度調整しながらようやく完了。うまくいった。

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その後しばらく稼働させたが、どうやら問題なく動いている模様。
メンテ前なので、軽くゼンマイ巻いただけだが大丈夫なようだ。
ま、何はともあれよかったよかった。

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Waltham Riverside
製造年月:1910年前後
モデルナンバー:Colonial Series(Model1894
グレード:Maximus
生産数量:2,811個
キャリバーナンバー:18003580(手巻)
サイズ:文字盤:14s(41.49mm)/ムーブメント:12s(39.79mm)
石数:23石
ムーブメントタイプ:オープンフェイス
ムーブメントセット:ペンダントセット
振動数:18,800/時(5振動)
ケース:Crescent Watch Case Co. GOLD FILLED 25年保証・ヒンジ付きオープンフェイス
文字盤:エナメル・ガラス文字盤