相変わらず良さげな出物はないかと、毎日オールド物件探しに余念のないおさーん。

とある休日の午後のこと、いつものヤフオク漁りの途中、ブラウザからレコメンドされてきた時計があった。
ぱっと見、よく見るオールドの出で立ちだったが、目に留まったのはその状態の良さ。とてつもなくキレイなのだこれ。

ぢつはこれ、セイコーではなく他メーカーの時計。これまでも時折、シチズンやタカノなど、ちょいちょいよさげなのがレコメンドされてくるが、当然のことながら目に入らないふりして黙殺。
ここでこうしたものに目移りすると地獄である。今でさえとっくに地獄なのに他に目移りなどしようものならそれこそ地の底。

おさーんはこれまで確固たる信念と強い意志を持って、そうしたものを黙殺してきた。あーもう知らんですよ目に入らんですよ。例えばデラックスとかスーパーデラックスとか。星みっつです!とか目もくれんですよもう。→すでになんか目にいれとるやんなこれ

ところがだな、魔が差したというか、ついその時計画像をクリックしてしまったのだ。それはあまりにキレイだったからだ。

ところがおさーん、出てきた画像と商品説明見て驚いた。なんとそれはデッドストックとかリダンの類ではなく、現行モデルの絶賛販売中現代時計だった。
そりゃキレイだわな、新品の現行時計だからして。納得。

s-l1600
ORIENT公開サイトより引用

これさー、あかんやつやん。
まずこれボンベダイヤルじゃん。ダメだわこんなの。でもって、文字盤の色味がまたあかんやん。加えて最悪なのがこのシンプルなベゼルとラグよ。

中身とか関係なく、もうこれだけで十分おなかいっぱいなおさーんだった。初見で金を見ていたら、なりふり構わずその瞬間、秒殺でポチッとなとなるところだった。
だが、おさーんは踏みとどまった。命拾いしたなおさーん。

少々冷静になったおさーん、時計の仕様を少し見ることにした。
まだまだあかんやつな情報が出てくるのが最悪だった。

まず見てわかるようにこいつはオリエントの時計。
物心つく頃のおさーんにとってのオリエントのイメージは、安物のチープな時計だった。
だが今はその認識も違う。古くから時計を製造し、昔から高級時計も作っていたオリエント。経営母体が変わりながら、現在も脈々と時計作りを続けている由緒正しきブランドであろうことくらい、セイコーしか知らないおさーんでも知っている。
特になにより見た目が良い。側のオリエントと言われるくらい、その見た目はおさーんにとって悪である。

まぁそこまでは良しとしよう。ところがだな、経営危機に瀕したオリエントをエプソンが子会社化。2017年にはエプソンに統合されてしまい、あろうことか現在はセイコーエプソンのブランドなのだ。
こんな話ダメじゃんこれ。いずれ詳しく書くけれど、セイコーエプソンって諏訪精工舎そのものじゃん。
つまることろこの時計の中身って、今となっては諏訪の機械じゃんこれ。

加えて強烈にあかんやつなのがお値段なのだ。実売なんと2万円そこそこ、なにそれこれで新品2万ちょいなの怖い。

もうここまで列挙した内容で十分すぎてお釣りがじゃんじゃん出るのである。
ではなぜおさーんは暗黒面に落ちなかったか。
  • カレンダーが付いている
  • 自動巻である
  • いやまて、現行時計なら焦って買うな買うな買うな
つまるところそういうことだ。特に上ふたつは大きな要因。おさーん今はもう自動巻もカレンダーもいらんのよ。まぁこれもいつか機会があれば書くことにしよう。ついでに言うと、今は裏スケも好みではなかったりする。

なお、今回は思いどまったのだが、夏場に着けるまともな時計がSARX035ひとつしかないのも事実なので、それを大義名分に、これはこれで買ってしまうと思われる。
だが、コロナ騒ぎで勤務形態も自宅勤務がデフォになってしまったので、別にひとつで何も問題ないし、そもそも普通は時計なんか1個あれば十分。つーか、昨年末くらいまではそうだったしなおさーんも。

でも、間違いなくそのうち買ってしまうだろう。気に入らない点はあるが、それでもおさーんにとって魅力満載の時計なのだった。

時計の詳細は手に入れたときにまた記載するとして、今回はこのあたりで終わっとこう。
続きは手に入れたときにでも。