変わり種な時計である。なんかこう、腕化した懐中欲しいなと思っていたのだが、手っ取り早く懐中時計のムーブメントを搭載した腕時計買えばええやんと思いつき、いくつか探してみた。
ところがだな、これが結構するのである。価格は懐中時計ではなく、腕時計のそれ。腕時計となると、いきなり価格が跳ね上がって厳しいのであった。
そんなこんなで、低価格のめぼしいものをeBayのウォッチリストに入れて放置して置いたおさーん。
ウォッチリストに入れた時計は、その後も数か月売れずに掲載され続けていたのだが、とある日売主からメッセージが届く。そのメッセージとは、「50%オフでどない?」というオファーだった。
eBayでは、ウオッチリストに入れたりすると、こうしたオファーが頻繁に届く。たいていは5%とか10%程度なのだが、50%とは見たこともない大盤振る舞い。よほどの長期在庫に業を煮やしたか。
加えてこのセラーが設定する送料は極めて安い。まぁこの価格なら申し分なしとポチッとな。
その後ほどなく時計は届いた。ではどうぞ。

まぁ古ぼけた腕時計だ。ウォルサムのスモールセコンドである。

横から見ると、こんな感じ。
で、この時計、簡単に分解可能。裏蓋は指で簡単にポコンと外れる。ムーブメントは文字盤・竜頭がくっついているが、ケースに嵌め込まれているだけでねじ止めなし。このため、ムーブメントを持ち上げると、竜頭・文字盤が一緒に、簡単に取り出しができるのである。
逆に言うと、こんな感じで外せてしまうということは、ケースは単なるカバーであり、水はおろか埃も何もかも入り込み放題。おそらく懐中時計よりも防塵性は低いなこれ。

この時計、ウォルサムなんだが、実はなんだかよくわからん。というのもシリアルがデータベースに登録されていないのである。
正確に言うと、"Waltham GrayBookList"にシリアルは掲載されているのだが、シリアル以外の項目がすべて記載がないのだ。
時代は第二次世界大戦中のもので、かなり新しいのだが、ムーブメントはおそらく懐中時計のコストダウン版そのままなのだと思う。同型個体で少し前に生産されたものから仕様を想定するに、Model1942というものではないかと推測。これ、おそらく元をたどれば、以前記事にしたパトリシアンのベースムーブメントであるModel1898なのだろう。
というわけで、ムーブメントの画像である。

ムーブメントに記載があるが、6/0-Cが表すように、ムーブメントサイズは6/0。もしかすると、これがムーブメントの型番を表すものかもしれない。他の個体でもう少し前に生産されたものには6/0-Bというものがあったのだが、どうやらこちらミリタリーモデルで、大戦中に使われた軍用時計のようだ。もしかすると、これもそうなのかもしれんけど。
みたところ、バイメタルテンプでもなさげで、シャトンなども無し。当然ゴールドトレインなどもなく、見た目は懐中時計のムーブっぽい、懐中ベースで各所を腕時計向けにコストダウン&大量製品化されたものかと思われる。

ケースはWadsworthの10K金張り。Wadsworthは懐中時計のケースも作っていたメーカー。Walthamのロゴも入ることから、このムーブメントの専用品というか、ケーシングされ腕時計として売られたものかと思う。

さて、なんということもない腕時計なのだが、オールドでセイコー以外の腕時計はこれが初物。
で、これは腕時計ムーブメントかと思うので、やはり懐中を腕化したいなと思うのである。
というわけで、こいつにもう少し古い懐中時計のムーブメントを探し、はめ込めないかと密かに画策しているおさーん。Model1898はいろいろな銘が付いたムーブメントがある。DiamondやRubyとかSappireとか、リバーサイドもあるのだ。
今回手に入れた時計が薄型とかになってると事は厄介なのだが、そうでなければ、それこそパトリシアンもすっぽりはまるはずである。
試しにいつものアプリで歩度を測ると、ペンダントアップ・ペンダントダウンとも-15秒程度と割と良好。うーん、このままでも十分かもしれん。
ラグ幅は16mmと昨今の時計から狭いものだった。ムーブメントは手頃なものが出てきたら考えてみるか。

急ぎベルトを注文し、届いたベルトを付けてみた。
茶色というより赤色なのだが、古びた金時計になかなか似合っていい感じ。
とってもご機嫌なおさーんであった。
----
Waltham リストウォッチ
製造年:1944年頃
モデルナンバー:Model1942
グレード:6/0-C
キャリバーナンバー:32271496(手巻)
サイズ:6/0s(25.4mm)
石数:17石
ムーブメントタイプ:ハンティング
ムーブメントセット:ペンダントセット
生産数量:79.470
振動数:18,000/時(5振動)
ケース:Wadswarth Watch Case Co. 10K GOLD FILLED
文字盤:不明
※記載は新しすぎてデータベースに登録なしのため、同型ムーブメントから推測したもの
ところがだな、これが結構するのである。価格は懐中時計ではなく、腕時計のそれ。腕時計となると、いきなり価格が跳ね上がって厳しいのであった。
そんなこんなで、低価格のめぼしいものをeBayのウォッチリストに入れて放置して置いたおさーん。
ウォッチリストに入れた時計は、その後も数か月売れずに掲載され続けていたのだが、とある日売主からメッセージが届く。そのメッセージとは、「50%オフでどない?」というオファーだった。
eBayでは、ウオッチリストに入れたりすると、こうしたオファーが頻繁に届く。たいていは5%とか10%程度なのだが、50%とは見たこともない大盤振る舞い。よほどの長期在庫に業を煮やしたか。
加えてこのセラーが設定する送料は極めて安い。まぁこの価格なら申し分なしとポチッとな。
その後ほどなく時計は届いた。ではどうぞ。

まぁ古ぼけた腕時計だ。ウォルサムのスモールセコンドである。

横から見ると、こんな感じ。
で、この時計、簡単に分解可能。裏蓋は指で簡単にポコンと外れる。ムーブメントは文字盤・竜頭がくっついているが、ケースに嵌め込まれているだけでねじ止めなし。このため、ムーブメントを持ち上げると、竜頭・文字盤が一緒に、簡単に取り出しができるのである。
逆に言うと、こんな感じで外せてしまうということは、ケースは単なるカバーであり、水はおろか埃も何もかも入り込み放題。おそらく懐中時計よりも防塵性は低いなこれ。

この時計、ウォルサムなんだが、実はなんだかよくわからん。というのもシリアルがデータベースに登録されていないのである。
正確に言うと、"Waltham GrayBookList"にシリアルは掲載されているのだが、シリアル以外の項目がすべて記載がないのだ。
時代は第二次世界大戦中のもので、かなり新しいのだが、ムーブメントはおそらく懐中時計のコストダウン版そのままなのだと思う。同型個体で少し前に生産されたものから仕様を想定するに、Model1942というものではないかと推測。これ、おそらく元をたどれば、以前記事にしたパトリシアンのベースムーブメントであるModel1898なのだろう。
というわけで、ムーブメントの画像である。

ムーブメントに記載があるが、6/0-Cが表すように、ムーブメントサイズは6/0。もしかすると、これがムーブメントの型番を表すものかもしれない。他の個体でもう少し前に生産されたものには6/0-Bというものがあったのだが、どうやらこちらミリタリーモデルで、大戦中に使われた軍用時計のようだ。もしかすると、これもそうなのかもしれんけど。
みたところ、バイメタルテンプでもなさげで、シャトンなども無し。当然ゴールドトレインなどもなく、見た目は懐中時計のムーブっぽい、懐中ベースで各所を腕時計向けにコストダウン&大量製品化されたものかと思われる。

ケースはWadsworthの10K金張り。Wadsworthは懐中時計のケースも作っていたメーカー。Walthamのロゴも入ることから、このムーブメントの専用品というか、ケーシングされ腕時計として売られたものかと思う。

さて、なんということもない腕時計なのだが、オールドでセイコー以外の腕時計はこれが初物。
で、これは腕時計ムーブメントかと思うので、やはり懐中を腕化したいなと思うのである。
というわけで、こいつにもう少し古い懐中時計のムーブメントを探し、はめ込めないかと密かに画策しているおさーん。Model1898はいろいろな銘が付いたムーブメントがある。DiamondやRubyとかSappireとか、リバーサイドもあるのだ。
今回手に入れた時計が薄型とかになってると事は厄介なのだが、そうでなければ、それこそパトリシアンもすっぽりはまるはずである。
試しにいつものアプリで歩度を測ると、ペンダントアップ・ペンダントダウンとも-15秒程度と割と良好。うーん、このままでも十分かもしれん。
ラグ幅は16mmと昨今の時計から狭いものだった。ムーブメントは手頃なものが出てきたら考えてみるか。

急ぎベルトを注文し、届いたベルトを付けてみた。
茶色というより赤色なのだが、古びた金時計になかなか似合っていい感じ。
とってもご機嫌なおさーんであった。
----
Waltham リストウォッチ
製造年:1944年頃
モデルナンバー:Model1942
グレード:6/0-C
キャリバーナンバー:32271496(手巻)
サイズ:6/0s(25.4mm)
石数:17石
ムーブメントタイプ:ハンティング
ムーブメントセット:ペンダントセット
生産数量:79.470
振動数:18,000/時(5振動)
ケース:Wadswarth Watch Case Co. 10K GOLD FILLED
文字盤:不明
※記載は新しすぎてデータベースに登録なしのため、同型ムーブメントから推測したもの
コメント
コメント一覧 (8)
アメリカの角金はサッパリ分かりませんが、これは年式の割にキレイだし、良い買い物だったのではないでしょうか?意外といったら失礼だけど、精度もよく出ていますね。私がむかーし手に入れたグリュエンは、姿勢差が酷くて使いものになりませんでした^^;
おさーん
が
しました
とりあえず普通に使う分には1日だとそのままでも十分実用的でした。
流石に小さいのは精度期待してませんでしたが、悪くないですね。
おさーん
が
しました
角型のモデル、やっぱり良いですね!
個人的には19石リバーサイドの腕モデルとか欲しいなぁ(無責任な願望)
あと、腕化した懐中で防水性を求めると、色々厳しくなりますよね・・・
個人的には、俗に言う「FBケース」ってタイプの防水ケースで初期型の奴(銀製ガワのタイプ)
とか狙ってますが、中々上手くいかず難しいところです。
この型の奴は一応、手元に持っているのですがガンギ車の歯が欠けてて1日数十分狂うシロモノ(泣)
ジャンクからガンギを調達しようにも、このタイプのケースに収める専用モデルのロンジン18石機械という難物でジャンク自体が手に入らず・・・どーにもなりません(涙)
おさーん
が
しました
いつもありがとうございます。
ロンジンの機械が入った時計お持ちなんですね。
そういうのがあるのか。
私、懐中の小さいのを腕化したいので、機械の替えは部品単位でも丸ごとでもなんとかなりそうです。
リバーサイドとか、隙あらばダイヤモンド(Maximus)とか、都合よく転がってないかなぁとか考えてます。(笑)
おさーん
が
しました
そういう点だと、トレンチウォッチとか有りかもしれませんね。
まあ、トレンチ(塹壕)ウォッチと言う割に防水性皆無の個体が多いですが・・・
0サイズの懐中機械が入るフィラデルフィア社製のシルバロイド製ケースとか見たことが有ります。
ちなみに件の防水型FBケース、初期(1910年代あたり)のものだとロンジンとIWCあたりが使ってたようです。こいつが懐中っぽさ全開で欲しいんですが微妙に高かったり状態がアレだったりと上手くいかない(泣)
後年、1940~50年代あたりにはモバードが主に使ってたようですが
う~ん、やっぱコイツは年代的に懐中感が無くて、どうにも腕時計なんですよね・・・
おさーん
が
しました
あーでも、ケースが無い裸で余っている小さいのを腕化してみるかなと軽く考えているだけで、腕化を進めていこうとか思ってはいないです。
小さいので裸なのはあとふたつくらいしかないですし。
あと、防水性とか全く気にしてないんですよね。
そもそも今持っている時計のうち、防水って1割あるかないかなんですよ。
なんでそんなのばっか集めてるんでしょうね。ホント我ながら何考えてるのかと思います(笑)
おさーん
が
しました
おさーんさん、実は!角金は大好物なんですよ!
今は所有してませんが常に探しているんですよ!
なので、アメリカのメーカーが大好きなんです。
そんなこんなでアメリカ製懐中時計も興味を持ち始めてる次第です。
おさーんさんのブログで勉強させていただいてますのでそろそろ行動に移そうかなと考えております(^_^;)
おさーん
が
しました
いつもありがとうございます。
そうでしたか。角金お好きでしたか。
この時計はかなり安く入手できたので5,000円程度でしたが、eBayであればそれでも100ドル代でいくつか探せると思いますよ。
無垢でもさほど高額にならないので、狙い目といえば狙い目かもです。
懐中ムーブ搭載の物も結構出てますので、一度見ていただけると楽しいかと思います。
おさーん
が
しました