新年早々嫁がいきなりコロナに罹患したのである。
それまで買い物やら初詣やらで、密閉狭小空間にて嫁と一緒に過ごしたおさーんは漏れなく濃厚接触者となった。
前回娘が罹患した際は親子撃沈となったが、今回おさーんは耐えた。その後1週間ほど普通に一緒に過ごして体調なんの変化も無し。
さてさて、今回手に入れた懐中時計はキーストン・ハワードのシリーズ7。
キーストン・ハワードはこれで3つ目となる。今回購入したシリーズ7は、少し前に手に入れた12sで23石のシリーズ8とほぼ同型。同じく12sで17石のミドルグレードとなる。製造年は1913年だ。
おさーんが持っている懐中時計は、ドナー用を除きハイグレードのものが多い。もう少し気軽に持ち歩け、小さめの懐中時計が欲しかったのがこの時計を狙った理由。
この時計の入手はヤフオクから。ぱっと見で文字盤のインデックス書体がとても気に入った。加えて大きさも手頃。
このところ、16sは少し大きいなと感じており12sくらいがちょうどよい。さらに、時計そのものの状態が悪くない。というかむしろかなり良い。ヤフオクもたまにこういうのが紛れ込むのでやめられない。
写真でも状態はよさげだったが、実際手にした時計を見ると、文字盤の状態は恐ろしく良く、ヘアライン皆無で汚れもなし。ムーブメントも汚れが少なくとてもキレイ。加えてケースにもスクラッチなどがほとんどなく、ヒンジもピシッとしている。
お値段は、送料込みならeBay相場とほぼ同等だったが、状態からするとかなり割安だと思われ。
ハワードの時計は、特にオールドが数も少なく、ハイグレードばかりなので高価。キーストンはオールドに比べれば数も多く、ミドルグレードもあるため安価にはなるが、それでもウォルサムの同クラスより高めかと思う。
元々ウォルサムに比べ数が少ないキーストン・ハワードだが、それでもシリーズ7は18万個近く生産されている。そのおかげか現存数もわりと多く、ミドルグレードならば手頃な値段で手に入る。
さて、ではムーブメントを見てみよう。前回手に入れたシリーズ8と同型なので、目新しさはないが、これはこれでなかなか良い。
17石といえどもちゃんと微動緩急針を実装した時計だ。17石だとミドルグレードとなるため、ハイグレードと比べるとルビーの色や大きさ、また各所に見られる鏡面仕上げは割愛されるが、整然とした機械だ。この時計は、等時性・温度に加え、3姿勢調整品となる。
前回手に入れた23石のハイグレード、シリーズ8と比べてみよう。こちら、5姿勢特別調整品だ。こうしたところもグレード差異が付けられている。
※キーストン・ハワード シリーズ8 23石のムーブメント画像
さて、今回手に入れたシリーズ7のケースは当然純正品だ。ケースはKeystone製のオープンフェイスケース。J.BOSS表記に加え、天秤の上に王冠マークがあるとなれば、素材は14KGFだ。
ではカタログを見てみよう。こちら1914年のモノなので、手に入れた実体にかなり近いと思う。いつものデータベースより引用。
※POCKET WATCH DATABASEより引用
以下適当な意訳
Howard Series 7
製造年:1913年
モデルナンバー:Model1912
グレード:Series 7
キャリバーナンバー:1207335(手巻)
サイズ:12s
石数:17石
ムーブメントタイプ:オープンフェイス
ムーブメントセット:ペンダントセット
生産数量:172,700
振動数:18,000/時(5振動)
ケース:Keystone Watch Case Co. "J.BOSS".・14KGOLD FILLED・オープンフェイス
文字盤:エナメル文字盤
それまで買い物やら初詣やらで、密閉狭小空間にて嫁と一緒に過ごしたおさーんは漏れなく濃厚接触者となった。
前回娘が罹患した際は親子撃沈となったが、今回おさーんは耐えた。その後1週間ほど普通に一緒に過ごして体調なんの変化も無し。
さてさて、今回手に入れた懐中時計はキーストン・ハワードのシリーズ7。
キーストン・ハワードはこれで3つ目となる。今回購入したシリーズ7は、少し前に手に入れた12sで23石のシリーズ8とほぼ同型。同じく12sで17石のミドルグレードとなる。製造年は1913年だ。
おさーんが持っている懐中時計は、ドナー用を除きハイグレードのものが多い。もう少し気軽に持ち歩け、小さめの懐中時計が欲しかったのがこの時計を狙った理由。
この時計の入手はヤフオクから。ぱっと見で文字盤のインデックス書体がとても気に入った。加えて大きさも手頃。
このところ、16sは少し大きいなと感じており12sくらいがちょうどよい。さらに、時計そのものの状態が悪くない。というかむしろかなり良い。ヤフオクもたまにこういうのが紛れ込むのでやめられない。
写真でも状態はよさげだったが、実際手にした時計を見ると、文字盤の状態は恐ろしく良く、ヘアライン皆無で汚れもなし。ムーブメントも汚れが少なくとてもキレイ。加えてケースにもスクラッチなどがほとんどなく、ヒンジもピシッとしている。
お値段は、送料込みならeBay相場とほぼ同等だったが、状態からするとかなり割安だと思われ。
ハワードの時計は、特にオールドが数も少なく、ハイグレードばかりなので高価。キーストンはオールドに比べれば数も多く、ミドルグレードもあるため安価にはなるが、それでもウォルサムの同クラスより高めかと思う。
元々ウォルサムに比べ数が少ないキーストン・ハワードだが、それでもシリーズ7は18万個近く生産されている。そのおかげか現存数もわりと多く、ミドルグレードならば手頃な値段で手に入る。
さて、ではムーブメントを見てみよう。前回手に入れたシリーズ8と同型なので、目新しさはないが、これはこれでなかなか良い。
17石といえどもちゃんと微動緩急針を実装した時計だ。17石だとミドルグレードとなるため、ハイグレードと比べるとルビーの色や大きさ、また各所に見られる鏡面仕上げは割愛されるが、整然とした機械だ。この時計は、等時性・温度に加え、3姿勢調整品となる。
前回手に入れた23石のハイグレード、シリーズ8と比べてみよう。こちら、5姿勢特別調整品だ。こうしたところもグレード差異が付けられている。
※キーストン・ハワード シリーズ8 23石のムーブメント画像
さて、今回手に入れたシリーズ7のケースは当然純正品だ。ケースはKeystone製のオープンフェイスケース。J.BOSS表記に加え、天秤の上に王冠マークがあるとなれば、素材は14KGFだ。
ではカタログを見てみよう。こちら1914年のモノなので、手に入れた実体にかなり近いと思う。いつものデータベースより引用。
※POCKET WATCH DATABASEより引用
以下適当な意訳
- 12サイズ 17石
- 極薄
- ブリッジモデル
- ハンティングまたはオープンフェイス
- ペンダントセッティング(龍頭による時刻合わせ)
- 毎日の使用におけるあらゆる条件下で、正確で信頼性の高い極薄時計。
- 3姿勢調整品。17個の厳選されたルビーとサファイアの宝石。
相変わらずハワードの広告はさっぱりとしたもの。でも、これくらいシンプルでもいいかも。
最後に、いつものアプリで簡易歩度測定
ダイアルアップ :2秒
ダイアルダウン :11秒
ペンダントアップ:40秒
ペンダントアップの日差が気にはあるが、メンテ前でこれなら十分だ。この精度なら大きな損傷はなさげか。
というわけで、お手頃で入手した一風変わったインデックス書体を持つ懐中時計。
最後に、いつものアプリで簡易歩度測定
ダイアルアップ :2秒
ダイアルダウン :11秒
ペンダントアップ:40秒
ペンダントアップの日差が気にはあるが、メンテ前でこれなら十分だ。この精度なら大きな損傷はなさげか。
というわけで、お手頃で入手した一風変わったインデックス書体を持つ懐中時計。
あまり気負わなくてよい価格とグレードなので、是非使い倒してみたいと思っている。
使うにあたり、油脂切れなどの憂いなく、一度リセット掛けてから使ってみよう。
----使うにあたり、油脂切れなどの憂いなく、一度リセット掛けてから使ってみよう。
Howard Series 7
製造年:1913年
モデルナンバー:Model1912
グレード:Series 7
キャリバーナンバー:1207335(手巻)
サイズ:12s
石数:17石
ムーブメントタイプ:オープンフェイス
ムーブメントセット:ペンダントセット
生産数量:172,700
振動数:18,000/時(5振動)
ケース:Keystone Watch Case Co. "J.BOSS".・14KGOLD FILLED・オープンフェイス
文字盤:エナメル文字盤
コメント
コメント一覧 (2)
懐中時計いいですねぇー。
夜中に酒飲みながら機械眺めてたら最高でしょうね!最高の酒の肴でしょう?
自分は懐中時計は、あまり詳しくなく国鉄19セイコーとロンジンのグランプリ7と分解されたままのウォルサムしかありません。
歳を取るとゴールドも素敵ですね!
ハンター式の初心者向けは何でしょう?
是非ご教授下さい。
でも懐中時計の沼に嵌るのもヤバイかなぁー。
おさーん
がしました
返信が遅くなり大変申し訳ありませんでした。
アメリカ製の懐中時計は銀よりも金張りの方が圧倒的に多いので、どうしても金色ケースが多くなります。銀色はニッケル合金が多く、シルバーはやはり少ないですね。
ハンターの入門モデルですか。そうですね、数が多いことからやはりウォルサムがとっつきやすいと思います。12サイズの17石やリバーサイドなどがお値段もお手頃でよいのではないでしょうか。
ただし、ハンターは数が少ないです。加えてヒンジ付きケースはヒンジがダメになっていることがほとんどです。
写真で見て、蓋が90度以上開いているものはヒンジに何らかのダメージがあると思ってください。
とにかくたくさん数を見ることが慣れにつながるので、ヤフオクやeBayを毎日見てればそのうちわかるようになるかと思います。
おさーん
がしました